[Jsac-chubu 00015] 分析技術講演会のご案内(再)
Yoshiaki Ohashi
ohashi.yoshiaki @ nmiri.city.nagoya.jp
2018年 9月 27日 (木) 10:41:04 JST
日本分析化学会中部支部の皆様
お世話になっております、名古屋市工業研究所の大橋です。
先日お知らせした10月19日(金)の分析技術講演会につきまして
講演内容の詳細が分かりましたので再度ご案内させていただきます。
まだまだ余裕がありますので多数のご参加をお待ちしております。
日時:平成30年10月19日(金) 13:30〜16:30
会場:名古屋市工業研究所(名古屋市熱田区六番三丁目4-41)
1「日本工業規格が制定されるまで −G鉄鋼分野での制定のながれ−」
日本鉄鋼連盟標準化センター 事務局主査 古主 泰子 氏
工業規格の統一活動は1901年に開始したイギリス、続くアメリカ、フランス、ドイ
ツに遅れ、日本においては、1921年(大正10年)に始まった。1936年(昭和11年)の
『鉄と鋼』によると、日本学術振興会第19小(特殊鋼材)委員会第一(分析方法)研
究会において、特に兵器及び機械の重要部材である特殊鋼材中のガス成分の分析方法
が議論され、俵国一委員長(東京大学名誉教授)によると、窒素の分析値は、分析室
間で3倍以上の相違が認められている。分析値の統一のためには、標準物質の頒布と
規格との二本柱が重要であり、今でも日本鉄鋼連盟の重要業務として引き継がれてい
る。
分析規格には、その手順に従えば、ある範囲で精度が確保できる基準であることが
要求される。守るべき技術的要素、手順及び順序などを抽出する作業が必須であり、
分析を実施している皆さまの専門技術及び経験の結晶により、分析方法規格は維持さ
れてきた。
2「試薬の規格と分析技術 −JISの規格から保障体制の紹介−」
関東化学株式会社 CSR部 井上 達也 氏
試薬は,広範な分野で利用されており,その品質に対する要求も多岐にわたり,時
代の要求に伴って変化している。試薬は,医薬品,新素材の開発や分析などで用いら
れ,これらの分野では,試薬の純度・不純物の影響に大きく依存している。当講演で
は,JIS規格を中心に,規格作成の背景を紹介するとともに,試薬の分析方法に関す
る情報及び品質維持に必要な背景となる技術を紹介する。
※申込方法等はこちらをご参照ください。
http://www.nmiri.city.nagoya.jp/seminar/pdf/254.pdf
それでは、よろしくお願いいたします。
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名古屋市工業研究所 材料技術部 金属表面技術研究室
分析グループ 主任研究員 大 橋 芳 明
〒456-0058 名古屋市熱田区六番三丁目4番41号
TEL 052-654-9921(直通) FAX 052-654-6788(共通)
mailto:ohashi.yoshiaki @ nmiri.city.nagoya.jp
http://www.nmiri.city.nagoya.jp/aboutus_4.html
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