◆生活文化・ お茶の品質をカテキン類の量から簡単に評価する |
||||||
お茶の品質は主として味覚や外観によって判別されているが、個人差や経験によるところが多い。一方,その評価のひとつにカテキン類の量から行う方法がある。本研究ではお茶の抽出液に次亜塩素酸ナトリウム水溶液を添加して、その色の変化を追跡することによりお茶の品質を評価した。すなわち、お茶抽出液は茶中に含まれているカテキンが次亜塩素酸ナトリウム水溶液のアルカリ性により一旦褐色となるが、さらにその漂白作用により退色するため、その色変化からカテキン量が分かる。家庭でも塩素系漂白剤を用いることにより、簡便にお茶の品質を評価することができる。 |
||||||
【P3096】 次亜塩素酸ナトリウム水溶液による呈色現象を用いた緑茶葉の簡易品質試験法 |
||||||
お茶は昔から我々の生活に深く根をおろし,嗜好に適う飲み物として愛飲されてきたが,近年,老化防止や肥満予防,虫歯予防,高血圧症などに有効であると言われ,様々な種類の茶に関心が集まっている。茶葉の品質は主として味覚と外観によって判別されているが,味覚にはかなり個人差があり,また外観による判別にはかなりの経験が必要である。これに対し,もし茶葉の品質を客観的に判断できる簡単な方法があれば,生産者と消費者(特に消費者)は手軽に茶葉の品質を調べられると考えられる。 |
||||||
![]() |
||||||
|
||||||