◆生活文化・ 香 気 成 分 の 分 析 か ら 穀 物 の 品 質 を 評 価 エネルギー◆ |
|||||||
穀物の品種や品質の評価には香気成分(フレーバー)の分析が有効である。ここでは,穀物を加熱した際に生じる微量の揮発成分を捕集管で濃縮した後,ガスクロマトグラフ質量分析計で測定した。穀物のフレーバー分析では,穀物に含まれる水分の妨害が問題となるが,加熱温度,捕集条件及び測定条件を最適化することにより,玄米,小麦粉,そばから100種類以上の化合物を検出することができた。本法は少量の試料で簡単に測定できることから,穀物の品質評価法として極めて有用である。 |
|||||||
【P2047】 穀物に含まれる微量香気成分のHSトラップ法による分析 (パーキンエルマージャパン・食品総合研究所1)○世古民雄・臼倉浩一・恩田宣彦・堀金彰1 |
|||||||
[目的]穀物に含まれる香気成分は、品種、品質の評価をする上で重要である。固体試料中の揮発成分の分析に有効なHSトラップ法による分析条件の最適化を検討するとともに各種試料のフレーバー分析を行った。 |
|||||||
![]() |
|||||||
図 そばのフレーバー(加熱温度150℃) |
|||||||