◆生活文化・ エジプト最古級のガラスの化学組成から原料を推定する エネルギー◆ |
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エジプトでは国際的な発掘調査が行なわれているものの,出土した考古学遺物については国外への持ち出しが厳しく禁じられている.このため,講演者らはポータブル蛍光X線分析装置を開発し,発掘現場へ持ち込み,出土状況からエジプト最古級と考えられているビーズの分析を行なった.その結果,青,赤褐色,琥珀色,黒褐色で透明度の高い美しいビーズはその化学組成からガラスであることが示された.また,カリウムとマグネシウムを高濃度に含むことから,植物灰を用いて作られたソーダライムガラスであることがわかった. |
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【P1068】 ポータブル蛍光X線分析装置によるエジプト最古級の (東理大理・早大エジプト学研究所1)○中井 泉、加藤慎啓、柏原輝彦、 |
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2005年夏、早稲田大学エジプト調査隊(調査隊長:吉村作治)によるアブシール南丘陵遺跡の発掘調査に参加し、同遺跡出土のガラスビーズとファイアンスを分析した。前者は紀元前16世紀頃、後者は初期王朝・古王国の時代のものと考えられ、いずれもエジプト最古級の貴重な資料について新しい重要な知見が得られた。 |
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写真 エジプト最古級のガラスビーズ |
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