◆医療・生命◆ ダイヤモンド電極による食肉中コレステロールの簡便・高精度な測定法の開発 | |||||||
血中コレステロール値が高いと高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞を発症する可能性が高く、これらの予防・治療においてコレステロールを多く含む食品を摂りすぎないことが重要である。そこで、食品中コレステロールを精度良く簡便に測定するためボロンドープダイヤモンド電極を用いた電気化学検出・高速液体クロマトグラフィーを開発した。前処理方法を検討し食肉中のコレステロールを本法で測定したところ、豚ロース<牛ひき肉<ラム肉の順にコレステロール値が高いことがわかった。本法はわずか1 mg程度の微量な試料でも分析可能であった。 |
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【F1006】 ボロンドープダイヤモンド電極を用いた電気化学検出HPLCによる (東京薬大薬) ○小谷 明・袴田秀樹・楠 文代 |
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血中コレステロール値が高いと,高血圧,動脈硬化,脳梗塞,心筋梗塞を発症する可能性が高いので,これらの病気の予防・治療においてコレステロールを多く含む食品を摂りすぎないことは,非常に重要である。牛や豚,鶏などの肉に含まれるコレステロールや脂肪の量は,部位によって異なり,脂身や内臓,鶏皮や鶏の黄色い脂肪部分などには,コレステロールや脂肪が多量に含まれていると言われている。従って,日常的に食事から摂取したコレステロールの量を把握することは重要であり,コレステロールを簡便かつ正確に測定する方法は,食品分析において必須である。 |
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