徳島大学薬学部/大学院薬学研究科 海外協定校 公開講演会
共催:TPN 研修会、大学院薬学研究科「医薬品安全性学特論」、薬学部能動学習(1ポイント付与対象)
協賛:日本分析学会中国四国支部
日時:2025年1月24日(金)13:00~15:00
会場:徳島大学長井記念ホール
私たちはPFASとどのように向き合うか? How do we deal with PFAS?
?基礎知識からリスク評価の現状まで? From basic knowledge to the current state of risk assessment
基調講演:吉成 浩一 教授
(静岡県立大学 薬学部 衛生分子毒性学分野)
「化学物質のリスク評価の現状と課題:PFASを例に」
主講演:Prof. Emanuela CORSINI
(イタリア・ミラノ大学 DiSFeB Lab. Immunotoxicology, EUROTOX 次期会長)
「Forever Chemicals, Forever Consequences: Exploring PFAS Toxicity」
講演会概要:
PFAS と総称される一部の有機フッ素化合物は、分解が困難で環境中に長期残留し、その一部は毒性や発がん性が報告され健康影響への懸念も広がり、世界的に規制強化の動きが強まる一方、まだよくわかっていないことも多いのが現状です。本講演会ではPFASの毒性に詳しい2人の研究者を招聘し、静岡県立大学の吉成教授が日本語で基調講演を、徳島大学と大学間交流協定を締結しているイタリア・ミラノ大学の CORSINI 教授(ヨーロッパ最大の毒性学会連合 EUROTOX 次期会長)が英語で主講演を担当されます。PFAS の基礎知識、毒性や健康影響に関してわかっていること、わかっていないこと、取扱等に関する世界の動向や規制の状況などを紹介し、今後PFASとどのように向き合ったら良いのか、参加者とともに考える機会を提供できれば幸いです。
オーガナイザー:笠原 二郎
(徳島大学 大学院医歯薬学研究部/薬学部 神経病態解析学分野 准教授)
E-mail: awajiro@tokushima-u.ac.jp
2024年11月29日掲載